2022年秋ツーリング(1) 出発~金沢へ

昨年秋のツーリングから日が経ってしまいました。書くのが億劫になってしまっていましたが、記憶のある内に記事にしておきたいと思います。自分にとってのロングツーリングは1週間以上のツーリングです。高校時代に初めて行ったツーリングはエルシノア125で2週間など、学生時代は長い休みが取れましたが、社会人になってからは1週間~9日が最長です。これまで、北海道から九州まで走って来ましたが、ツーリングの私的空白地帯であった中国地方(特に山陰地方)にどうしても行きたいという思いがあり、今回決行することにしました。
出発は10月の中旬で考えていたのですが、万年さんが10/22~10/23で日本海ツーリングをするというので、これに同行させてもらいそのまま福井から日本海側を回るように計画しました。計画といっても何となく頭の中で考えているだけの、いきあたりバッ旅です。

初日は、金沢までの移動です。北関東自動車道上信越自動車道経由で松本まで高速道路を走ります。上信越道に入ってすぐ、甘楽PAで休憩します。平日の金曜日ですが大型バイクでツーリングしているライダーが結構いました。皆さん最新型の大型バイクです。GXみたいな旧車で走っているヤツはいないようなあなんて思いながらトイレから駐車場に戻ると図太い排気音をさせながらバイクが走ってきます。入って来る車両を前方から見ると大径のヘッドライトとエンジンのはみだしの無いスリムな車体、あれはXV750Eだ。駐車したバイクを勝手ながら撮影させていただきました。良く見るとXV750EではなくTR1ですね。750ccと1000ccの排気音の違いは分かってませんが、排気音の図太さはTR1だったからなのかもしれません。
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次に休憩したのは長野自動車道に入ってすぐの姥捨SAです。高台から千曲市方面を見下ろすとすぐ目の先にリンゴが沢山実っていました。
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安曇野ICで高速を降りて給油、その後は日本アルプスサラダ街道を通ってR158に抜け、安房峠弓道を走りました。安房峠の旧道は過去雨の日ばかりでしたが、この時は天気も良く紅葉真っ盛り、平日ということもあり車も少なめで景色を楽しみながら走れました。
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この後は御母衣ダムなどを見て金沢へなんて甘く考えていましたが、全く時間がありません。あきらめて高山からは、東海北陸自動車道経由で金沢を目指しました。山の中で日が傾き始めると一気に寒くなります。上はウインドブレーカーを中に着込みましたが、かなり寒く足元が不安になりました。万年さん宅に行く前にワークマンに立ち寄って防寒用の靴下を購入、これで翌日からも一安心です。
万年さんに暖かく迎えて頂き、近くのインド料理店で夕飯となりました。普段、あまり行くことは無いのですが、2種類のカレーを付けて食べたナンやチキンがうまかったです。
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初日の走行は、550Kmでした。




GX750 スピードメーター再生(2)

メーターユニットを細工して、元どおりにケースに収めることが出来ました。文字盤を元に戻し針を仮付けします。手持ちの電ドラで回して45km/hの状態が初期の状態なので、この状態になるように針をセットする位置を微調整していきます。何度か試行錯誤して元通りの状態に出来たところで、針を強めに押し込んで完成です。ここまで両手がふさがっているので写真無しです。
すでに前オーナーが開腹手術してることもありますが、カシメを戻すのは綺麗には出来ません。外すときに広がってしまっているので、内側に倒しても板金部分は凹凸してシワシワですね。傷も付けちゃいました。
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傷付けたところをお化粧直し
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ダンパーは部品が出るので新しくしてやります。GX,XJ,XS,XV,SR等、皆この部番に統一されているみたいです。
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車体に取付完了、元の距離に合わせなおしたので、10万km目指して頑張れそうです。
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良い機会なのでスピードメーターの精度を、スマホGPSアプリを使って検証してみました。
低速域ではかなり正確、60km/hを過ぎて100km/hまで行くとだんだん甘くなりますが、結構よい感じでした。
車検でチェックされる40km/hから始め、80km/hまで写真撮ってみました。
40km/h, 60km/h, 80km/h の時の写真を参考までにUPしておきます。
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GX750 スピードメーター再生(1)

壊れたメーターを分解して構造が分かったのでメーターを直してみる事にしました。直すといってもケーブルの入力部のネジ山が破損しているので、メーターのユニットごと交換する移植のようなものです。ヤフオクでメーターの写真を色々見て、以下のような結論に達しました。

日本精機のメーターの分類
①ケーブルの取り付け部は真っすぐ出ている物(文字盤に垂直)と斜め45度のタイプがある
②MAX速度は180km/h, 160km/h, 140km/h 等あり(昔のメーターや輸出車は200km/h超あり)
③スピード0の位置は斜め下、水平、真下などあり

GXの場合は、ケーブル取り出し部が斜め45度で、速度表示はMAX180km/h(12時の方向が90km/h)で、0km/hの位置は斜め下側です。これに一致するメーターであれば、ヤマハ車でなくても内部のユニットは流用できると考えました。あまり新しいと構造が変わっている可能性もあるので70年代後半から80年代の車種から流用できそうなメーターを探すことに決定です。
候補はXJ,XV,XSなどのヤマハ用ですが、ホンダやスズキでも使えそうな物はありました。ただ、値段が結構高いんです。ヤフオク、メルカリなどを物色するも、中々良いものがありませんでした。目標は1000円程度で落札できることです。送料入れて2000~2500円で手に入れたいところです。ZEAL250、NV400、FZX750用が1000~1100円で落札候補にしましたが、中身が破損している懸念や競り合って価格がUPしたりで断念したものもあり、最終的にFZX750用を1100円ほどで落札しました。年代がちょっと新しいのが不安でしたが、上記3項目の条件には一致しています。

入手したFZX750のメーター、まだ5000kmほどなのでギヤの摩耗も少ないかと思います。
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ケーブルが回転させる軸部は軽くスムースに回りました
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カシメを外し、針と文字盤も外します。中身が欲しいだけなので分解は気楽に出来ました。
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切れたケーブルの先端部をメーターに差し込み電ドラで回して動作チェックします。電ドラMAX速度で45km/hなのはオリジナルのメーターと同じなのですが、45km/hに達するのが異常に遅いです。1分以上回し続けないとこの速度に達しません。何か変ですね。
よくよくチェックしてみると針を回転させるおわん型の部品の上にべったりオイルが付いていました。(下記写真の赤矢印部)非常に硬く粘性が高いオイルのようです。ダンパーのオイルが漏れ出てしまったのでしょうか?これをふき取ってやると速度の上昇も下降もスムースに動くようになりました。
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新旧のメーターユニットを比較してみると微妙に違う部分があります。まず速度警告灯のセンサーとセンサーを遮光する円盤などがありません。警告灯は不要なので、これは全く問題無しです。
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それから入力部のギヤ2点は金属から樹脂に変更されていました(青と白のギヤ)
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更に致命的な違いがありました。ビス締めする斜面に3mm程の厚さのプレートが付いていました。これが問題で、このままメーターのケースにビス締めしてしまうと、2mmほど位置が高く、中心も2mmほど上にずれてしまいます。年式が新しいからか、FZXがアメリカンタイプでメーターが縦長デザインだからなのかはよく分かりませんが、ここのプレートはどうにかしないとなりません。また、ビス締め穴はFZXでは外側を使っていて、GXで使う内側の穴にはネジが切ってありませんでした。(下記写真の赤矢印部)ここはタップでねじ切ればよいので、穴が開いて助かりました。
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意を決して、余分なプレート部分を削り落とすことにしました。まずはメータが付く中心部のピンが変形しないように、ピンより高くなるように段ボールを貼ります。
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削りカスがギヤなどに落ちないようにラップとがガムテープでぐるぐる巻きにしてやりました。
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最初にサンダーで左右の不要な部分をカットします。板金に加締めてあるのは中心部だけなので、プレートの左右部分は削れば取れます。
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後はひたすら手加工です。Φ20mmとなるようにマジックで線を書き、これを目安にやすり掛けしていきます。削ってはノギスで寸法確認し、凸部を削りΦ20の円形になるように仕上げました。
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我ながら手加工でうまく加工できたもんですね。フレームの板金表面も削ってメッキが無くなってしまったので、亜鉛スプレーを吹いておきました。でも、ラップでの養生が不十分でギヤやマグネット部分に多数の金属の削れカスが付着してしまいました。(涙)カスは根気よく、拭いたり吹いたりして除去しました。
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<続く>





GX750 スピードメーター分解

勉強の為に壊れてしまったメーターを分解してみました。ダメにしても良いメーターなので気楽ですが、先輩方のブログやYouTubeなどを参考に予習しておきましたよ。

蓋のカシメを外します。何回もやっていると金属でも割れるような気もしますが2回目はOKでした。
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壊さないように針を抜きます。左右にあるネジの頭を支点にしてマイナスドライバーを針の根元に当ててこじりました。このネジは下の金属フレームに固定されているので強度があり、文字盤を傷つけないので良い感じですね。(左下に転がっているのが針)
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この後、文字盤を固定しているネジを2本外して文字盤も外します。メーターユニットを取り外すのにトリップメータのつまみが邪魔なので抜きます。逆ネジなので時計回りに回すのですが、普通に回すと空転してしまいます。ペンチで軸を固定して回すとつまみは無事に外せました。
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取り外したメーターユニットです。距離計を駆動する金属ギヤの削れ粉(もしかしたら入力軸部も)と思われる汚れが大量に付着していました。
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距離計の駆動ギヤは、ウォームギヤで3段階に減速しているようで、2段階目までは金属ギヤ(真鍮)、3段階目は金属のウォームでプラスチック(POM)のギヤを回しているようです。1段階目のギヤの摩耗がひどく目視で削れているのがわかります。また、2段目も少し摩耗しています。3段目は上の写真の距離計の横の部分のギヤです。
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ロックしてしまったケーブルからの入力部ですが、潤滑剤をつけて、穴にドライバー突っ込みプライヤーで無理やり回してみましたが、とてもケーブルで回せるような負荷ではありません。先端が削れてしまっていることもあるので、ユニットごと交換してしまう方が良さそうです。
回していて気づいたのですが、ドリルで側面から穴を開けたときに付いた凹みが中心部の真鍮軸についていました。下の写真の上段が凹みの位置を合わせたとき、下段が通常の表面です。
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最後に距離計を弄ってあこがれの99999.9kmにしてみました。合わせたつもりが、100m単位以外は上に少しずれてたみたいですね。メーターユニットを交換したとしても、元の距離に合わせるのは出来そうな感じです。なんとかメーター一周する瞬間を体験できるようにしたいと思います。
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下の写真(ユニット側面)に付いているのが速度警告灯のようです。
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内側を除くと光センサーが付いていて速度計の針と連動する遮光板が付いていました。これがセンサーを遮光すると警告灯が点灯すると思われます。85km/h ぐらい?
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もう少ししたら、更にばらばらに分解してみようかと考えています。




GX750 スピードメーター不具合

今年初めてのブログです。乗ることも弄ることも書くことも停滞気味ですが、ちょっとGXにトラブルが発生したので記事にしておきます。1月下旬に今年初めてGXを引っ張り出して乗りました。次の日に給油をしようと再びGXに乗った時にスピードメーターが動いて無いことに気付きました。給油だけしてすぐに自宅に戻り、ケーブルをチェックしたところ案の定、ケーブルが断線していました。
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純正品の部番で検索すると在庫あり、しかも2500円ほどとヤマハにしては良心的なお値段です。すぐに発注して次の週末に交換作業を実施しました。ケーブル長はアウター側で92cmほどで、新しい部番のものもオリジナルと一緒でした。
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交換作業して走りに出かけると、なんということかメータは全く動いてないではありませんか。すぐに自宅に引き返しケーブルを点検してみると、出力取り出し部でぷっつり切れているではありませんか。最初の切れたケーブルが端部で結構ねじれていたのがちょっと気になったのですが、よっぽど強い負荷が掛かっているのか? そう思ってメーター側のケーブルを外してチェックしてみると、メーターの回転軸が全く動きませんでした。なぜかロックしてしまっているようです。
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あらためて不具合のあったメーターを見てみるとケーブルを取り付ける外側のネジ山部と、ケーブル回転させられる中心部が面一になっています。本来、外側の端面に対して回転部分は、一段凹んでいるはずなのですが、そうなっていないのと、欠けなのか削れなのか端部の形状も変ですね。ネジが切ってある部品の外側に計5か所物穴が開けられていました。潤滑の為にオイル注入目的?
GXを買った頃に万一に備えてオークションで買っておいたスピードメーターに交換する事にしました。交換用のメーターには入力軸の側面に穴など開いてないし、回転部は外側に対して凹になっています。
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パネルの色が褪せていて赤い塗料がひび割れているのが残念です。故障したメーターからパネルを移植してやれば良いのでしょうが、とりあえず今のままで良しとします。
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故障したメーターは、分解の練習用にバラしてみようかと思ったら、すでにバラされていたようです。そうじゃないと、軸の側面から5か所も穴なんて開けられないですよね。
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2500円のケーブルを再発注し本日試走してきました。今度は大丈夫なようです。
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10万Kmまでもうすこしの状態だったので、メーターが一周して 00000.0kmになる瞬間を見たかったのですが、ちょっと残念です。計算上10万Kmになる瞬間を新しいメーターでチェックして、0kmになった気になるしかなさそうですね。



今年もお世話になりました

10月のツーリング、11月の三発隊ミーティングと走った後、あまりバイクに乗れず、ブログも放置状態でした。29日から休みに入ったので、久しぶりにバイクに乗りました。

TL125. : 1年ぶりにオイル交換、河川敷を散策してガソリン補給、エブリイに積み込み探検準備
     今日はこれから、TLで神奈川を走ります。
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GS650G : 2ヶ月ぶりにエンジン始動のせいか中々掛かりませんでした。まめに乗らないとダメですね。
     7:30に家を出ると筑波の麓の道路で-2℃の表示、指先が冷たい。何か対策しようかな。
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TS90. : こちらも中々エンジン掛からず、10数回キックして始動

     河川敷を散策して、今年2度目のガソリン補給、乗ってない証拠ですね。
GX750. : 11月に乗っていてガソリンもそこそこ入ってたので、そのまま。
     10月末のツーリング、初冠雪の大山
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ツーリングの記録をブログにアップするのは、年明けになりそうです。
忘れない内に書かないとね。
皆さま、今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

西伊豆へ

GX750/XS750オーナーの三発隊ミーティングに参加してきました。
場所は西伊豆で、3年ぶりの開催です。伊豆は、横浜からだと高速使って頑張れば日帰りでも行ける距離でしたが、北関東からだと簡単には行けないので西伊豆に行くこと自体が久しぶりです。

今回は久しぶりに10台以上の三発が参加、GXは1型~4型まで全型揃いました。
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民宿の料理も楽しみの一つ、夕食は伊勢海老とサザエ付き
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朝食もごはんが進みます
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朝は漁港まで散歩、この日は夫婦岩と富士山が良く見えました。
万年さんポーズのお二人に出港する漁船も入り、いい感じの写真になりました
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GXもここで記念写真
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全国旅行割りで1000円分のクーポンをゲットしたので、地元の和菓子屋さんで桜葉餅を購入
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帰ってさっそく食べましたが、とても美味しかったです。
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伊豆の西海岸を富士山眺めながら走るつもりでしたが、かなり遅めの車の列が出来てしまったので、西伊豆スカイラインに上がりました。仁科峠から宇久須方面を望む
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西伊豆スカイラインからも富士山が綺麗に見えました
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だるま山高原レストハウスからも綺麗な富士山が見えました

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天気に恵まれて西伊豆を満喫できた2日間になりました。