GX キャブレターのフロート交換

一応復活したGXですが直前の点検でキャブがオーバーフロー、右端の3番シリンダーのキャブです。それ以前にもオーバーフローすることがあったので、正月にエンジン交換した際にフロートバルブは交換してありました。キャブを外してみた所、バルブに異常はありませんでしたが、フロートを振るとチャプチャプ音がします。問題の3番シリンダーのキャブです。この時、交換部品は持って無かったので、油面を下げるように調整してキャブを組み戻しました。復活ツーリングはこれで何とかしのげました。

交換部品の手配
 純正部品:在庫あり1個 約7000円
 社外品:3個セットで3000円以下、こちらを手配しました。
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キャブ取り外し、1週間前にもやったのにまたやるなんて。多少慣れて来ましたがキャブの取り付け取り外しは何度やっても面倒くさいです
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付いていたフロート(1番キャブ用)
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社外品と比較すると直径、幅、形状とも同じようです(左:3番キャブ用、右:社外新品)
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しかし取り付けて見るとガタガタ、ピンを通す穴の径が大きく違いました
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何気に2番キャブレターのフロートを見るとピン取り付け部の形状を見ると回転中心にパイプが圧入されていることに気づきました。ノギスで測ると外径はφ4、内径はφ3程度のように見えます。フロートのピン径はφ2.5で、新品フロートに付属のピンもΦ2.5です。本来、ここにはΦ4のパイプが圧入されているべきなんじゃないかと思えて来ました。

2番キャブレターのフロート、軸穴だけでなくアームの部分に補強の凹凸形状もあります。
2番に穴あきはありませんが、側面がちょっと凹んでますね。
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モノタロウで確認すると真鍮パイプは外径φ4、肉厚0.5というものがあるようです。内径Φ3ということですね。キャブをばらしたままにしたくないので近くのホームセンターへ買い出しに出かけました。残念ながら真鍮パイプはありませんでしたが、φ4の銅パイプがあったのでこれを購入。但し1mほどの長さがあったので、どうやって持ち帰るか頭を悩ますことに・・・
写真はPCで線を引いたものですが、マフラーに沿わせて固定することを思いつきました。先端をヒートガードに引っ掛け、後部をウインカーステーに引っ掛け、荷台のゴム紐で軽く括り付けて固定完了、うまい事持ち帰れました。
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パイプを加工する工具はヤスリだけです。ヤスリのエッジでパイプをちょっと長めに切断、端部をヤスリ掛けして断面の平面性を出しながら、全長を調整、最後は内径&外径部のバリ取りをして仕上げます。これもシコシコと本当に気長に、3本分加工しました。パイプは丁度良い感じに、フロートの軸受け部に軽圧入出来ました。
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キャブに取り付けて、左右のガタを確認、上下に振って引っ掛かり無い事を確認して組み込みます。組み込んでしまってから、新品とは言え社外品だし穴あきしてないか確認すべきだったかなとか、真鍮パイプにすべきだったかなど、いらぬことを考えてしまいました。漏れ確認、試乗は未です。

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一昨日、自身のブログのURLをHTTPS化しました。以前、michiruさんが紹介してくれたのですが、ずっとそのままでした。やってみたら意外と簡単でした。URLが変わりましたが、自動転送されるみたいなので、とりあえず昔のURLでも大丈夫ということのようです。