GX750 入院しました(2速ギヤトラブル)

GX750は2速ギヤに弱点があるようです。残念な事に、能登ツーリングを前にして2ndでの駆動が出来無くなりました。(LINK:GXのトラブル)ありがたいことに、雄庵さんがエンジンの提供を申し出てくれたので、バイクを預けに行って来ました。トラブルが既に発生しているので普通は車に積んで行くのでしょうが、トランポは持ってないし重量車をトランポに積むスキルも体力も無いので、無謀にも自走で移動しました。2速ギヤと5速ギヤの凹凸の噛み合わせの部分のトラブルだと思われるので、2速と5速以外は大丈夫去ろうと考えたのです。トラブル発生直後は、1速と3速だけで30kmちょっとの距離を帰って来たのですが、雄庵さんのガレージまでは80kmちょっとあります。4速使えないとちょっとキツイです。
1速で引っ張った後に3速までアップし首都高入り、湾岸線で4速まで入れたのですが、何らや金属が周期的に接触しているような音が聞こえる気がするのです。気がするだけで確証は無いのですが、3速と4速の切り替えを何度かすると、やはり4速の時にだけかすかに音がするように感じます。動けなくなったら元も子もないので、諦めて3速 80km/L巡行で頑張りますが、4500~5000回転はするようでエンジンが可哀そうな感じです。埼玉県に入った所で首都高を降り、下道で移動開始しました。
下道が嫌だったのは信号待ちでクラッチを切りっぱなしにしていたからです。ニュートラルでも噛み合わせ部分が接触する傾向があったのですが、今回の移動でコツがつかめました。車体を右に傾ければ、ニュートラルでギヤが繋がることはありません。逆に左に傾けると凹凸部が接触を始めるようで、カツカツと当たり始めます。サイドスタンドを掛けた状態だと顕著にこの現象が出る事が分かりました。下手するとニュートラルで車が前進を始める危険もあるため、車体を右に傾けながらもすぐにクラッチを切れる体制だけは取っておきました。こうして80kmちょっとの道程を無事に1速と3速だけで移動できました。

海外ユーザーの2速ギヤ交換記事↓
エンジンを割らなくても2速ギヤにはアクセスできるようですが、一部が左クランクケースカバーに覆われているので、ギヤカバーを空けるには大きなクランクケースカバーを外す必要があります

Frickr うまくリンクが貼れません、パーツリストのページが出たら左上のBack to albums listをクリックしてTOPページを表示させて下さい
XS750 gear diagram

youtubeでの海外ユーザーの修理事例 XS750(1)↓


youtubeでの海外ユーザーの修理事例 XS750(2)↓


後継のXS850でのギヤ抜け動画(カチカチ言ってます)


XS1100での事例(1)
イレブンでは結構バラバラにしてますね


XS1100での事例(2)
舐めた凸側のエッジをリューターで削って直しているようです。



ギヤの凹凸噛み合い部が舐めたのなら駆動が繋がらないのは分かるのですが、このニュートラルでの現象はどう理解すればよいのでしょう?シフトフォークの変形などが発生すると、ギヤを正常な位置に保持できないような現象が出るのでしょうか? 今回の現象は2速ギヤと噛み合う5速ギヤの駒が、左に傾けることで2速ギヤ側に移動して接触しだすように思えます。ギヤだけでなくシフトフォークにも異常があるとするとやだなあ。

交換予定のエンジンはXS750SPの物で雄庵さんの所に来た時はちゃんと実働のエンジンだったそうです。私の77,000km走破したエンジンに比べれば全然距離も走っていないと思われることから、エンジン交換を選択することにしました。といっても全て他力本願です。雄庵さん、作業時にはお手伝いに行きますのでよろしくお願いします。気長にお待ちしております。