GS650G セル取り付け、コックの小細工

 なかなかバイクを弄る時間が取れずにいますが、先週の4連休に実家に置いてある650Gを少しだけ弄りました。写真を全く撮らなかったのでちょっと寂しい感じですが御勘弁ください。
 ブラシを磨いて緑青を除去し、ちゃんと動くようになったセルモーターを外したのと逆の手順でエンジン本体に取り付け、プラス側の端子をリレーに接続します。清掃済みのキャブとバッテリーを取り付けて恐る恐るセルスイッチを押すとセルは元気に回り出しました。ちょっと時間は掛かりましたが、エンジンも無事始動しましたよ。650Gよ、1年半の放置でこんな事になってしまって御免さい。これからはもうちょっとマメに乗ってやりましょう。
 目視でスロットルバルブの開閉タイミングを合わせておいたせいか、負圧ゲージを接続しても同調はあまりズレていません。でも買って一度しか使っていないので、せっかくだから微調整してもることにしました。結果は「慣れない事はやるもんじゃない」かな? 合わせたつもりでもロックするタイミングで微妙にずれてしまいます。でも試行錯誤の結果、目視合わせより誤差が少なくなりました。

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次にやったのが負圧コックのゴム部品の交換です。エンジンのプラグを外した際に、なんとなくガス臭くガソリンがクランク内に入っていたのか?と感じることがありました。リペアキットをだいぶ前に買ってあったのでついでに交換することにしました。

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それでバラシてみた結果は、案の定Oリングが痛んでいました。丸い断面は潰れ形が三角状になり経時変化でカチカチに硬化もしていました。これではガソリンを止めていたかどうか怪しいですね。ダイヤフラムは問題なさそうでしたがセットで新品に交換しました。

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レバー部に付いているOリングも新品に交換し、シリコングリスを摺動部に薄く塗布してやると動きは劇的にスムースになりました。まあ、グリスはガソリンで流ちゃんでしょうけど。今の状態がしばらく続くと良いなあ。

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ついでにちょっと小細工をしてみました。何をしたかと言うとON位置での流路をゴム部品で塞ぎ、ON位置では強制的にOFFになるようにしてみたんです。使ったゴムはキャブの中で使われていたゴムのキャップです。当然、ガソリンに耐性のあるゴム材だと思われます。GXの時もあったのですが、何かのはずみで負圧コックがガソリンをシール出来ないことが起きてしまいます。整備の時にタンクを外す場合でも、マニュアルで停止出来た方が安心ですよね。
ON=>停止、RES=>予備タンク位置(負圧コック)、PRI=>予備タンク位置(直通)
ガス欠をどう防ぐのか?ですが、こいつには燃料計が付いていて、Empty位置でほぼ予備タンクに切り替わることを確認済みです。これで燃料補給のタイミングは分かりますので問題無しです。
つまり、長時間使わないときはON位置で強制OFFとして使用、通常はRES位置で使用していれば休憩などでエンジンが停止すれば自動でOFF、長期保管からの再始動時などはPRIで直通させれば、ガソリンをキャブに充満させられます。接着等で塞ぐ方法では無いので、問題あればいつでも元に戻せます。あとはタンクに取り付ければエンジン回りは終了ですが、ほかにもFフォークのオイルシール交換が残っています。車検が取れるのはいつになるやら・・・