レンタルバイクで原付2種(その3) NMAX ツーリング使用記

今回 しまなみ海道の原付道を走るにあたり、原付2種のレンタル車の中からNMAXを選びました。当初、マニュアルミッションのグロムを考えていたのですが、キャリア無しのグロムで二人乗りした上での荷物積載は無理と分かったためです。タイカブのWave125も候補だったのですが、すでに予約が入っていたので諦めました。スクーターの中でもホイール径の大き目なものを候補に考え、PCX125とNMAXを比較した結果、スタイリングの好みと新しいバイクへの興味などからNMAXを選択しました。

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<感想>
(1)エンジン
NMAX以外のスクーターを知りませんが、最新モデルのFI車ということで、何の問題もなくエンジンが掛かります。パワーも普通に走っている分には必要十分です。勾配のキツイ上りの山道ではさすがに厳しいですが、普通このバイクで峠越えしないですよね。信号待ちからの発進加速も問題無しです。

(2)Vベルト変速
Vベルトの無段階変速は楽しく無さそうだなあと考えていたのですが、R439やR319などクネクネ道を長距離走っても疲れが少なかったのは、クラッチ操作無しのVベルト変速のおかげです。握力の弱い自分はクラッチ操作を頻繁にする腕が痛くなってしまいます。125ならクラッチも軽いでしょうから問題無かったかもしれませんが、クラッチ操作が無いのは本当に楽でした。(楽しいかどうかは別にしてですが・・・)

(3)ライディングポジション
お座りスタイルに慣れるまでは、ニーグリップ出来ない事に違和感ありましたが、慣れた後は、そこそこのペースでコーナーも曲がれるようになりました。NMAXがどうこうではなく、スクーターに慣れていない自分が慣れて来ただけの話ですですが。
ステップの幅が意外と狭く、足の幅の1/3は外にはみ出す感じでした。個人的にはもっと幅が有ったら良いのになあと思いました。またステップボードが前傾しているため、スタンディングすると違和感がありました。普通スクーターでスタンディングすることは無いのでしょうが、自分は長距離走って疲れると筋を伸ばしてリラックスする為にスタンディングすることがあります。今回も200~300Km走るツーリングだったので、スクーターであってもやってました。

(4)ブレーキ
前後ABS装備で、ブレーキ自体の効きは十分な感じでした。バイクでのABS車は初めてでしたので、濡れた路面で意図的にロックさせてABSが作動することを体験してみました。レバーにガガガッという反力が伝わり、ABSが作動しているのが分かります。リヤは比較的簡単にロックしますがフロントは中々ロックしませんでした。荷重が移動することで、こんなに違うんだなというのを実感しました。今回のツーリングでは、落ち葉の多い峠道や雨中走行もあったので安心感がありました。

(5)積載性
シート下にデイパック1個分が丸々入るスペースがあったので、カッパや着替えなど使用頻度の少ない荷物を積むのに楽でした。シート後方には荷物を固定し難いですが、ツーリングネットで地図やその他の荷物を積んでいました。ネットを引っ掛ける何かがあると良いのですが、何もないのでグラブレールにネットを固定しました。

(6)燃費&給油
平均燃費 46.2km/L、1500km近く走ってもガソリン代が4000円弱、4st 125cc 単気筒は本当に経済的ですね。カタログスペックでのタンク容量は6.6Lです。燃料計の液晶での表示はバー6本ですが、バー2本になってから給油すると4.5L程度です。バー1本まで使うと燃料残は1L程度になると思われます。また、給油口は外に出ているので、シートを開ける必要が無くて便利でした。

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(7)その他
NMAXがどうこうじゃないのですが、ギヤが付いていないとちょっとした下り坂でバイクを止めるのに苦労しました。パーキングレバーのような機構があると良いのになあと思います。また、スマホ充電用などにUSB電源が標準装備だと良いのになあと思いました。

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