昔のカメラ minolta XD Black

バイクが好きな方で写真やカメラが好きな方も多いと思いますが、私もカメラが好きです。16歳で原付免許を取ってバイクに乗り始めましたが、ほぼ同時に親父の一眼レフカメラを借りて写真を撮り始めました。写真の腕前は大して向上しませんでしたが、カメラの構造を理解しようとカメラ雑誌や本で勉強するのが好きでした。今と違ってインターネットなどありませんでしたから、カメラもバイクの勉強も雑誌と口コミ情報だけでした。

(1)最初のカメラ Nikon ニコマートEL
 高校生にはちょっと重く感じたカメラでした。絞り優先オートとマニュアルです。
自分のカメラを他のカメラで撮影することは無かったのでカタログ写真です。フィルムの手巻きを高速でする練習をしていて巻き上げレバーを壊してしまい、修理に出す羽目になってしまいました。親父に悪い事したなと思いますが弄るのが楽しかった。

イメージ 1

(2)自分で買った最初のカメラ minolta XD Black
 大学の時にバイトで貯めた10数万円を握りしめ田舎から電車に乗って新宿西口のカメラ量販店に買いに行きました。昔は地方に安売りするようなカメラ屋さんは無かったです。今では数万円でオートフォーカスのデジタル一眼がレンズ付きで買えますね。しかも高性能、技術の進歩は素晴らしいです。でも持った喜びは昔のカメラのほうが上だったかなと思います。旧車のバイクが良く感じる事に似ています。
 昔のカメラはアルミダイキャストボディに金属外装だったので、持った時にひんやりした触感とずっしりした重量感を感じることが出来ました。エンジニアリングプラスチックで出来ている今のデジカメとは感触が違います。フィルムを入れて撮れば、現像代もプリント代も掛かる時代でしたから、フィルム無しでシャッターを押してはシャッター音と指先の感触に浸っていました。

(昔のミノルタのロゴが好きです)イメージ 2

このカメラはコンパクトなボディに絞り優先とシャッター優先の両方を備えていて、シンプルな外観だったことも自分の好みでした。Blackの質感も普通の塗装とはちょっと違って高級感のあるのもでした。先日、近くのカメラのキタムラを覗いていたら中古のXDがありました。もうフィルムで撮影することは無いかもしれませんが、手元に置いて眺めるだけでも楽しいかなと思ってしまいました。

性能だけであれば、カメラもバイクも最新のものが良いのでしょうが、味という部分では昔の物が良いですね。50過ぎのおじさんの感傷かも知れませんが・・・
明日の土曜日は良い天気で、気温も上がりそうです。1ヶ月ぶりにGXで小菅の湯にでもツーリングに行こうかなと思います。カメラはデジカメですけどね。