GX750 整備の続き(3)

2ヶ月ほど前からFブレーキが握った時に変な感じになるのを感じていました。
ギシギシ感とでも言いましょうか、どうもスムーズじゃない感じです。レバーを握ればちゃんとブレーキは効くのですが、フィーリングが良くないし何より安心して乗れません。マスターシリンダーを点検すべくブレーキレバーを外してビックリ、ゴムのダストカバーを外して見たら盛大に粉吹きしている状態でした。1年前に買った時に、マスタシリンダーは台湾製YAMAHA系コピー商品の新品に交換済みだったのですが、1年でこうなるとは思ってませんでした。ゴムのダストカバーにバリがある感じなので、水が入ったのかもしれません。

(1)ブレーキレバーとゴムカバーを外した所
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リザーバタンクを外すと、ここも微妙に粉吹きが発生してました。
これは空気穴から水が入ったのだと思われます。もう少し、こまめに点検していれば良かったと少し反省です。

(2)リザーバタンクは台湾製のコピー商品です
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マスタシリンダのピストンを抜こうとしたところ、手持ちのサークリッププラーヤーでは太すぎて入らないことが判明、先細タイプと書いてあったものを通販で入手するも、これも入り口で引っかかってしまい入らない。工具屋さんやバイク用品店をのぞいてみても良さそうなものが見当たらない。何か良い方法は無いものかとホームセンターをのぞいていたら、激安の先細プライヤーを発見しました。こいつの先端をさらに先細にしてやれば使えるのでは? しかも267円と激安なので、失敗してもOK。

(3)サークリッププライヤーが入らない
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(4)激安先細プライヤー267円
 激安だけあって、バリは出ているし、握っても先端は隙間があります。
 しかも鋼材は柔らかく容易にやすりで削れます。予想通り、改造に最適。
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(5)手加工なので不揃いですが、先端は約Φ1mmに出来ました。
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(6)ようやく取り外しに成功、専用工具の完成です
 つまんだ状態で先から根元まで、13mm以下に収まっています。
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(7)外したピストン
 外したピストンは、SUZUKIのメタルラバー20なる潤滑剤を塗布して組み付け直しました。今回 粉が吹いていた場所は、定期的にゴムカバーを外して見ることにしましょう。

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(8)完成状態 

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(9)キャリパー側のピストンも分解して清掃
 購入した時は部品がすぐに入手できず、磨いて組み直しただけでしたが、サビがひどかったので、新品のピストンに交換しました。
また、ダストブーツやピストンシールも新品に交換してやりました。

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(10)新品のピストンは1個 3000円でした。
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(11)ダストブーツとピストンシール
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(12)サビサビだったブレーキ液のキャップも新品に交換
 新品が買えるのはうれしいが、ゴムキャップとセットで900円もします。
 もうちょっと安いとうれしいのですが、部品が出るだけ良しとしましょう。

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気になっていたところが直ってスッキリしました。
10月は仕事の都合で月末までバイクに乗れそうも無いのですが、11月から気持ち良くGXに乗れそうです。