ポップギャルの整備(1) 負圧コック&オートチョーク

置く場所が無く実家に預けているポップギャルですが、12月最初の土日に実家に帰る用事があり、ついでのポップギャルを少しだけ弄りました。移動中にガソリンが漏れてしまっていたので、タンクの負圧コックを分解してチェックしました。幸いダイヤフラムのゴムに破れは無く、内部も予想外に綺麗です。なぜ漏れるのか見た目ではわかりませんが、ガソリンの流路を塞ぐゴム部分とコック本体側の当たり面を掃除して組みなおししたところ漏れはなくなりました。負圧が掛かるホースを軽く吸ってやるとガソリンが流れ出したので、とりあえずは正常に機能していそうです。
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次がキャブ側のオートチョーク機構ですが、どうにも構造が良く理解できません。キャブから取り出した負圧をタンクの負圧コックに繋ぐ(ここまでは普通の負圧コック)、この負圧がバイパス流路を経由してバイメタルの入ったBPSバルブに接続される。エンジンが熱いか冷えているかでBVPバルブの開閉が制御され、オートチョーク機構に伝わる負圧がコントロールされている。オートチョーク機構というのは、フロート室から吸い上げたガソリンを別ルートでマニホールドに供給するような構造になっているようですが、オートチョーク用のガソリン流路を制御しているダイヤフラムに付いているバネが思いのほか強く(コックのバネよりかなり強い)これが負圧で上下するんだろうか?と思ってしまいます。サービスガイドに載っていた簡略化された絵と実物のキャブレター(オートチョーク機構部)を見て半日ほど悩んでいました。オートチョークのダイヤフラムも破れてはいなさそうなので、清掃して組みなおしました。ホース類が全て劣化していてだめなので手配中です。燃料ホースとと合わせて6本もホースがあります。無駄にしか思えない。マニュアルコックとマニュアルチョークならよっぽど簡単に整備できそうなものですが、メカニカルなオートというものは面倒なものですね。キャブのガスケットも破れていたので手配が必要です。次回、ホースの配管と合わせてキャブ周りを組み上げる予定です。

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