ポップギャルで多摩クラシック & 足柄峠 220km走破
昨日の日曜日、ポップギャルでちょっとした冒険をしてきました。峠道を含む200km超のツーリングです。朝 7:00に自宅出発、八王子の多摩クラ集合場所に9:15頃に到着しました。途中までは順調だったのですが、途中から下の方から異音がしてきました。30Km/h過ぎると鳥の鳴くような「キキキキッ-」という感じの音です。エンジン?駆動系?ホイール?心配になってスタンド立てて空ぶかししてみるも異音はしません。注意して聞いていると、アクセルを戻したときや下り坂などエンジンが回っていなくても速度が出ると音がします。どこなのかなあ、足柄峠まで行っちゃって大丈夫だろうか。
(1)多摩クラ集合場所
ちょっと場違いな感じもしますが、ヤマハなので許してもらいましょう。「初めて実物見た」と言って下さった方もいて来たかいがありました。個人的にはアチャオさんの YBT-1 (127cc)を見るのが初めてでした。軽二輪にするための127ccなんでしょうが、こんなのあったんですね。他にも綺麗なYDS3など珍しいバイクを見せて頂きありがとうございました。
GXと同じ70年代後半のRD125と思いますが、カッコイイですね。カタログ等でよく見かける青いカラーリングの印象が強いですが、こんな色もあったんですね。
(2)三発隊のミーティングへ
皆さんより一足早く出発させていただき足柄峠に向かいます。GX/XS系の三発隊の皆さんがいるはずです。道志道に入る前にガソリン補給、そろそろ道志に向かう分岐に出るはずなのになあとスマホで場所を確認すると途中、右に曲がる所をパスしてしまっていることがわかりました。急いで引き返すと遅れて来た多摩クラの皆さんと合流、こんなことなら一緒に来ればよかったかな? 津久井湖手前で分かれた後は、一人で道志道を目指しました。
(3)道志道(山伏峠)
橋から見る道志川、山が綺麗ですね。
桜もまだ見れました。ここまで、登りで速度が落ちるものの長くは続かないので何とか乗り越えて来れました。道の駅の先に最初の難関が待ち構えています。
第1の難関は道志村と山中湖村の境である山伏峠です。2速オートマッチクのポップギャルは20km/h程度で1速から2速になるのですが、2速を維持することはできず、1速にシフトダウン。前を行く自転車を抜かすかどうか微妙な速度 1速 約15km/h で峠を登ります。自転車並みの速度ですがどうにかトンネルまでたどり着きました。急な登りになる前に十分加速してから突入するのがコツですが、長い坂ではそれも役にたたず1速に落ちてしまいます。
(4)山中湖(三国峠、明神峠)
第2の難関は山中湖からの登りになる三国峠です。出川哲朗が電動バイクで登ったところです。ガソリン内燃機関の意地で登ります。でもポップギャルよるモーターの方がトルクありそうですね。行った証拠にポップギャルを入れて記念撮影。
雲が掛かりそうですが昼過ぎでも富士が綺麗に見えました。
明神峠からは下りなのでパワーは問題ないですがスピードが出過ぎてしまうので、コーナー手前でブレーキングです。小径ドラムで大丈夫だろうかと心配しながらも、タイヤ横のひげを取るべくバイクを傾けてコーナリングしてみます。こんな場所でもなければこのバイクをリーンさせるところはありません。
(5)三発隊ミーティング会場(足柄峠)
小山町側から最後の難関、足柄峠を目指します。御殿場線の踏み切りを超えてから緩やかな登りが始まり十分加速することも出来ないままゴルフ場のすぐ横へ、2速から1速に落ちるのは当然ですが15km/hも出すことが出来ず10km/h以下へ、遅すぎで正確な速度が分かりませんが早歩きに近い感じがします。気温が低いのでエンジンは大丈夫そうですが、かなりつらいです。この峠が今回一番きつかったです。今までこのバイクでこの峠を超えたヤツ(ギャル)はいないんじゃないかな、たぶん。
峠を下った所にある花の綺麗な場所。下まで行って見て来ましたが、戻る際にこの坂を上るのが大変でした。
(6)帰路
峠を降りた所でこの日2回目の給油です。80~100kmで給油する必要があります。帰りは車の多い幹線道路をなるべく避けたい。できれば R246もR1も走りたくないので山側の県道に向かいます。大井松田IC付近の東名高速の下をくぐってK77を走ります。中井町役場を過ぎてからはゴルフ場や神奈川大学などがあり、先日走った伊勢原探検隊のコース近くを走っているようです。
快適だった県道ルートも平塚で終了、ここからはR1で藤沢~横浜を目指します。平塚でR1に出る交差点にあったバイク屋さんを見ると店先にトライアル車がゴロゴロしているではありませんか。通常のバイク屋さんではありえない光景、異常です。
帰宅後、お店のホームページを調べてみると「全日本チャンピオンだけが持つノウハウ」とありました。あの、丸山保胤さんのお店なのかしら?
(7)データ編
18:00頃 日没前ぎりぎりに帰宅、事故や大きなトラブル無く帰ってこれました。
総走行距離 220km(メータ壊れたのでグーグルマップからルートで計算)
ガソリン消費 6.25L (給油回数3回)
平均燃費 35km/L(峠道は1速多用で燃費悪い、帰路平坦部は 39km/L)
<トラブル>
足柄峠を下ったところでスピードメーターが動いていないことに気づきました。同時に30km/h以上の速度で出ていた「キキキキッ-」という感じの異音も無くなり静かになりました。異音の正体はメーターケーブルだったのか? 1800kmしか走っていないバイクだけどもうケーブルが切れたのか? 部品も無いだろうから変な所が壊れていないと良いなあ。
リヤタイヤは良い感じになりました。フロントタイヤのひげはしばらく取れそうにありません。こんなに寝かせる事ないもんなあ。
たぶんもうやらないと思いますが、ポップギャルの大冒険「がむしゃら220km」はこれで終了です。マニュアルミッションでない2速オートマで峠道を走るのには無理があることがわかりました。カブならもっと楽に峠道を超えられるのだろうなあ。モペットで長距離走るのは大変です。やっぱり浮谷東次郎はえらかった。