やっぱり壊れてました ポップギャル激走の跡

天気が悪いはずの日曜日でしたが早めに雨が上がったので、午後からポップギャルの点検をしました。先日、激走220kmを達成したポップギャルですが、出発して30km程で異音が発生、はっきりした原因が分からないまま走り続けた結果、帰路にはメーターが不動になっていました。異音が出たのは昨年末から公道復帰して合計230kmちょっと走った時点でした。総走行距離は1800km程度で、これでケーブルが切れるとも思えず、フロントタイヤをばらしてチェックしてみました。

(1)ケーブルはネジでなくクリップで固定してあります(写真は組み戻しの時)
 外してみるとケーブルは切れていませんでした。
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(2)ケーブルの駆動ギヤを外してみると樹脂製ギヤの歯先が削れてしまってます
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(3)相手側のギヤは金属製です。
昔のグリスが残っていますが、この部分は分解清掃していませんでした。
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(4)ばらしてグリスを除去、表面に付着した汚れを清掃しました。
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(5)樹脂製のギヤ
 今まで一体式の駆動ユニットになっているものしか知りませんでしたが、樹脂製ギヤで出力を取る構造の物は多数あるようですね。残念ながらポップギャル用は廃盤です。JOG用ギヤなどはサイズが内径/外径/高さも同じようでしたが歯数が一致しませんでした。3L5の記号がありますので、キャロットと同じもののようです。(歯数ポップギャル 16T, JOG 14T)

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とりあえず樹脂ギヤを除いて組みなおしましたが、これが無いとメーターは動きません。以前、部品取りでフロントタイヤ周り一式を購入しているのですが、このギヤ部分(ブレーキシュー取り付け部分)が含まれていたかどうか記憶が曖昧です。離れた実家に置いてあるので、すぐに確認もできません。5月連休に確認して、もし無かったらオークションの部品を何かしら落とそうかと考えています。

<推定原因>
①古いグリスが残っていたままでケーブルを駆動するための負荷が重かった
②これに加えて平均速度が高かった(30km/h+α)
③信号待ちで止まることが少なく、連続して1時間以上走っていた。
 設計上の想定以上に連続走行した?
④35年以上が経過し、樹脂自体も劣化していた

最初にちゃんとギヤ部もばらして清掃、グリスアップし直していれば違う結果だったかな?と思うと悔やまれますが、良い勉強になりました。