GX750購入&整備(その1)

2014年5月 GX750を購入を決意しました。
Ⅰ型とⅡ型を見る機会があり、試乗もさせてもらえました。Ⅰ型の集合管の音にも惹かれましたが、全体的な程度の良かったⅡ型のほうに決めました。試乗したときからわかっていたのですが、フロントブレーキが全くと言って良いほど効きません。利きが悪いのではなく効かないと言って良いレベルです。70Kmほどの道のりを高速を使わず、リヤブレーキだけを頼りに自宅に帰ってきました。

ブレーキはいずれちゃんと整備する必要がありそうなので、部品を手配する間にまずはオイル交換することにします。とりあえず、オイルの汚れを確認しようとレベルゲージを差し込むものの、スティックの先にまったくオイルが付着しません。ネジを完全に締めて、スティックの先を奥に押し込んでみてもオイルが付着しません。走ってこれたのだから、それなりの量は残っているのでしょうが、ちょっとショックでした。どうせ交換するのだからと、ととっととオイルを抜きます。真っ黒なオイルが出てきました。レベルゲージにオイルが付着しなかったのを見ているせいか、量も少なく感じます。
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フィルターも交換すべくカバーも外します。フィルターは、NTB製のYO-2002という型番のものです。
V-Max1200と共通のようです。
箱にGX750の表示はありませんでした。エレメントカバーに使用する大きいOリングと取り付けボルトに使用する小さなOリングの両方が付属しており使いやすい感じです。


イメージ 2ここでちょっと問題発生、かなり強い力で締め付けていたらしく外すのに苦労しました。しかも外した後も途中で抵抗感があり、手で緩めるのが困難で、最後までレンチを使って外しました。ネジ山が傷んでしまっているようです。
オイルは値段が手ごろのカストロール Power1  4T (15W-50)を使いました。当時の指定は 20W-40 だったようです。冬になったら10W-40程度にしてみようかと考えています。ドレンボルトは、新品にしてあげたいところですが、すぐに買える状況で無かったのと手元にM14のダイスがあったので、ネジ山を修正してみました、エンジン本体側がだめになっていたらいやだなと思いながら仮締めしてみると、手で奥までスムースに回すことができました。とりあえず、今回はこれで絞めてオイルを入れました。
イメージ 3イメージ 4
続いてシャフトとギヤオイルも交換しました。オイルは相当交換されてなかったようなヘドロのような色合いをしたものが出てきました。フレームがオイルで汚れないようにカバーしていたのですが、ドレンボルトを外すときにカバーも外れてしまい、フレームとメインスタンドのスプリングなどがオイルまみれに・・・ギヤオイルはMOTOREX HYPOID ギヤオイル80W90を使いました。

ヤオイルのドレンボルト、さらにはオイル注入側のボルトのネジ山も傷んでいました。スムースに外すことができません。
さらには、リヤホイール側のドレンボルトも、同様ネジ山が傷んでいました。


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初期型のGXにドイツ製のシャフトドライブが使われていたのはよく知られた話と思いますが、Ⅱ型のパーツリストを手に入れたところ、シャフトドライブが2種類あることが書
かれていました。YAMAHAの刻印があるものは、YAMAHA製になったもののようです。自分の買ったGXはYAMAHA製に切り替わってからのものですね。
結局ドレンボルトと注入側のボルトは、すべて傷んでおり合計6本のボルトのネジ山をダイスで修正するハメになりました。まだまだ、先は長そうです。