GX750整備(その6)フロントフォーク&ステアリング周り

購入時にフォークオイルが若干漏れている状態だったため、オイルとオイルシールを交換することにしました。
分解してオイルを抜くと、ヤマハ純正オイルと思われる赤いオイルが出てきました。赤い色がはっきり残っているということは、比較的新しいということか?
付いていたオイルシールを外すとアウターチューブの内側に工具で付けたと思われる傷がハッキリ残っていました。オイルシールを無理やり外したときに付けたものと思われます。購入しておいた新品のオイルシール(内径Φ36)に交換して組み直します。
フォークオイルはヤマハ純正#10を指定量170cc入れました。
インナーチューブの程度は37年前としては比較的良いレベルと思いますが、部分的にメッキが剥げて錆びている部分があります。できれば再メッキでもしてあげたいところですが、フルボトムでもしないとシール部分は来ないような上の部分なので、とりあえず今のままでしばらくは頑張ります。
イメージ 1

せっかくフロントフォークを外したので、ステアリングステム部分も分解してみます。テーパーローラーベアリングが付いていますが、オイル成分は完全に飛んでしまっていて、うっすら錆も出ています。新品のベアリングは用意していなかったので、CRC5-56で汚れを拭き取り、グリスアップして組み直しました。
ステアリング部のガタが無いように、なおかつ引っ掛かり感がないように締め付け具合を調整し、ちょうど良いところで固定しました。
たったこれだけですが、ハンドルはずいぶんスムースに回転するようになりました。
分解してみて良かったです。
イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5