GX750 3タイプのハンドルとクラッチワイヤー

旧車に乗っている方のブログを拝見していると、クラッチワイヤーが切れたという記事がいくつかありました。GX750も十分に旧車ですし、距離も36,000Kmオーバーしたので、予備を持っておいたほうが良いかなと思うようになりました。
というわけで、スペア用にクラッチワイヤーを購入しました。
その前に、GX750Ⅱ型のハンドルに付いて書いてみます。

①GX750Ⅱ型のハンドル
下記3種類のハンドルを選択することが出来たようです。
中古で購入した時は、純正のセミアップと思われる物が付いていました。
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②今付けているハンドル
元々付いていたセミアップ(いわゆる コンチハン)は、自分には少し低く狭すぎたので、ハリケーンのヨーロピアン2型を付けています。実際に付けてみると、少し幅広で、少し高く、少し絞り角度大きい感じで、まあまあ気に入っています。

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③ハンドル周りの不満点
ハンドル自体は気に入っているものの、一つだけ不満がありました。それは、クラッチワイヤーがメインスイッチの真上を通っていて、キー操作の邪魔になる事でした。
ハンドル周りを左右から写した写真でもわかるかと思います。(上の写真参照)

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クラッチワイヤーの選択(GX750Ⅱ型用)
ハンドルが3タイプあるように、クラッチワイヤーも3タイプあったようです。
私のバイクには、コンチハンが付いていたのですが、クラッチワイヤーやワイヤーハーネスの長さがかなり余っている感じだったので、元々標準タイプのハンドルが付いていたものを後からコンチハンに変えたものと思われます。
それにしても、コンチハンの呼称がサービスマニュアルだと「セミアップ」でパーツリストだと「バーハンドル」と統一されていないのが面白いですね。

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⑤新品クラッチワイヤーの検索
というわけで、どうせ買うなら不満解消の為に、コンチハン用の長さのクラッチワイヤーを購入しようと思い、ネット検索を開始しました。
純正部品はすでに無い状態なので、まずはヤフオクを検索、新品を販売しているお店がありましたが、5000円とちょっと高めなのと、GX750初期型の部番相当となっていました。GX750初期型の部番は、1J7で始まる以下の部番です。
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次にeBayを検索、部番を見てみると1T4で始まるものばかりだったので、1T5で始まるコンチハン用の部番を入力して検索してみました。すると、いくつかのショップから出品されていました。出品先は、イギリスやドイツといったヨーロッパの国からでした。ヨーロッパ向けには、日本のコンチハン仕様のものが輸出されていたと思われます。本題に戻りますが、出品物の中から値段の安いものを購入しました。

クラッチワイヤー到着
落札後、10日ほどでドイツから品物が届きました。購入金額は、送料込みで2400円でした。円安にも関わらず、この値段で買えるのはリーズナブルですね。
作っているのは、台湾か日本かはたまた東南アジアかと思っていたのですが、Made in EU の表示がありました。メーカーのHPと思われるURLを入力して見ると、JM Products というドイツの会社のようでした。http://www.jmproducts.eu/

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⑦購入したお店
バイクの旧車用パーツを扱っているお店のようです。
封筒にお店の名刺が入っていました。

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クラッチワイヤーの現物
実物を測ってみると、アウターケーブルの端から端までが、ちょうど1010mmでした。パーツリストに掲載されていた長さは、アウターケーブルの長さのようです。
エンジン側のL字の金具までは、1090mm程度ありました。

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クラッチワイヤーの取り付け
今日は雨降りで結構寒かったので、ボンネのバッテリー交換だけは済ませましたが、GXのクラッチワイヤー交換までは出来ませんでした。純正のコンチハンより、微妙に広い「ハリケーン ヨーロピアンⅡ型」を付けているので、もしかして長さが足りなくなったりして? という一抹の不安もありますが、次の週末に交換したいと思います。今ついているクラッチワイヤーを予備として持つことにします。