GS650G 錆びたタンクキャップの分解

ツーリングから帰った日曜日の午後、前々から気になっていたタンクキャップを分解してみました。分解前の写真を撮り損ねたのですが、内側の部品を固定しているネジが錆びだらけの状態でした。タンクの内側も錆びた状態だったようで、購入したバイク屋さんが錆び取りコーティング処理をしてくれていました。タンクキャップの内部もたぶん錆びているのだろうと考えていました。

(1)タンクキャップは取り外し式のこのタイプです
 給油中に置き場に困るので、GXのようなヒンジ式のほうが実用的ですね。
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(2)外した部品の内部
 予想通りサビサビの状態でした。ネジはプラスチック部品へのセルフタップタイプです。分解した後でプラスチックが穴バカにならないか、板金の位置決め用のボス2か所が分解時に折れないか心配でしたが、どちらも大丈夫でした。
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(3)板金を外した状態でしす
タンクキャップ固定用の爪2個がバネで押されて左右に飛び出す構造でした。
爪の一部の凹形状は、キーロックと解除に使う構造です。
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(4)アルミが粉吹き状態
 プラスチックの部品や真鍮の板など、さらに分解を進めていくとアルミのタンクキャップ本体が腐食していているのか汚れの付着なのか、かなりの粉吹き状態になっていました。ブラシで磨いたり、マイナスドライバーで溝にたまった粉をほじくり返したりして掃除しました。
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(5)ゴムキャップの内側には板バネが組み込まれていました
 ゴムの内側にもカスが付着しています。
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(6)磨き処理後
 錆び取り剤でサビ除去したり、ブラシで磨いた入り、プラスチックは水洗いで粉を落としたりして掃除してあげました。これでスッキリした感じです。
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(7)完成前の状態
 プラスチックの内側とゴムキャップの付いた本体側をそれぞれ組み立てます。この2つをネジで固定すれば完成です。迷路状の空気穴を構成しているのが茶色のプラスチック部品です。M2のネジでアルミの本体に固定されているのですが、ネジ山が錆びていた影響かアルミ本体のネジ山がバカになってしまい、再固定の際にネジが止まりませんでした。しばらく分解することもないだろうし、ダメならAssyで交換するしかないので、ネジロックでがっちり固定してしまいました。
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(8)完成状態
 ここの固定ネジはM4x15です、サビが酷かったので、汎用の新品ネジに交換しました。ロック用の爪もキーの回転でスムースに動くようになりました。
これでしばらくは、大丈夫かと思います。
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