GS650G キーシリンダー不具合

やろうやろうと思いながらも、ずるずるとそのままにしてしまっていた事が多々あります。今年は、やれることはどんどんやって行こうと思います。時間は限られているし、やりたいことは増えるばかりですから。

GS650Gのキーが1年以上前から時々不調でした。症状は、ハンドルロックをした状態からロック解除しようと回しても内部が引っ掛かったようになって、全く回せなくなることがありました。プッシュしたり、キーを抜き差ししたりしていると、突然何事も無かったかのようにクルっと回ります。この状態のまま使い続けていたのですが、昨年の11月に走った時に、通常のOFF位置からONに回そうとした時に同じ症状が出ました。このままでは安心して走りに行けないので、取り外してチェックしてみることにしました。

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カウル外して、ヘッドライト外して、メーター外して、大したこと無いのでしょうがマンションの屋外駐車場でやると面倒くさく感じてしまいます。日が暮れる前に元に戻さないといけません。

底面のカバーを外すと接点部分が出てきます。この部分はユニット化されているようで、キーシリンダー本体とは完全に独立しています。
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中央に写っているT字型の回転部分がスイッチの凹部分に噛みあって回転させる構造になっていました。
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キーシリンダー本体は金属分が加締められていたり、ロックピンが打ち込んであったりで基本的にはばらせない様です。セキュリー的には良い事なのでしょうね。
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自分に出来ないことは無理してやらないのも今年の方針なので、キャップだけ外した所で諦めました。後は、鍵穴用の潤滑スプレーでどこまで改善するか試してみます。
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今回使ったのは、近くのホームセンターで売っていた鍵穴のクスリという商品名のものです。これが思いのほか効果絶大で、ロック位置に回すためにキーシリンダーをプッシュした後もスコスコとスムースに動きます。今までは、ダンパーが効いたかのように「にゅうっ」とした感じで戻っていたのが、「スコーン」と瞬時に戻る感じです。潤滑スプレーして LOCK-OFF-ON-P(LOCKとPはプッシュ必要)を繰り返し動かすと大分良くなってきました。何十回か動かして引っ掛かりが無くなったことを確認して、元通りに組み上げました。後は1週間放置して、最初に動かす時に引っ掛かり無く動かせればOKです。
潤滑スプレーの成分はポロン(窒化ホウ素)とのことですが、エタノールに溶かしてあるようなので、エタノールが油や埃の付着成分を洗い流す効果もあるようです。引っ掛かる様子を目で見て確認したい気持ちもありましたが、ばらさずに良くなるのですから、これでOKですね。