ハスラー90の整備(4) 赤タンクの謎

ゴムダンパー交換の続きです。

(1)タンクの前側
直射日光に当たらないからか、見た目はさほど傷んでませんでした。
でも、100円代と安いので左右共に交換しました。左右共に抜いて挿すだけ。
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(2)タンク後方、下側
台形状のゴムダンパーは廃番でしたが、オークションで新品を入手出来ました。
フレームの丸穴に、ゴムの凸形状を挿すだけの構造です。
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挿した後でもクルクル回ってしまって安定しません。ここにタンクが載るのだと思います。タンクを載せると安定するのか?
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(3)タンク後方、抜け止め
ここのダンパーも欠品でした。ボルトが入る穴のカラーも一緒に購入しました。付けてみるとガタがありゴムとタンクに隙間があります。何か変ですね。ゴムの向きが逆のようです。
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向きを直して再度取り付けます。ゴムで上から押し付ける感じですね。
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これで、台形のゴムの上にタンクが載り、丸いダンパーをボルトで上から固定するようになりました。
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(4)赤タンクの謎
欠品と思っていた台形状のダンパーゴムですが、タンクの裏側にへばりついていました。90度向きが変わっていて、しかもタンクと同色の塗料が付いています。ゴムを付けたまま塗装した?なぜ? オリーブグリーンの純正色と思っていましたが、よく見ると下地が赤いように見えます。
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裏側の塗装が薄い部分にも赤い地肌が見えますね。最終型の赤タンクを塗装し直して、オリーブグリーンの6型カラーリングにした可能性がありますね。
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その昔(昭和30年代?)日本のレースの黎明期に、カワサキが赤タンクのカワサキとして勝っていた時代があるそうです。
赤タンクのハスラー改め、濃緑色のハスラーになってました。

続く