ハスラー90の整備(3) リヤホイール周り

初期チェックでリヤホイールのスプロケを回すとガタガタと5mm以上動いてました。ダンパーがダメなんだろうと思い部品を発注しておきました。ここのダンパーだけは1個2000円超で高め、1台分6個で12000円超の買い物でした。痛い出費です。

(1)ジャッキアップ
ちゃんとした道具が無いのでどうしたものかと思っていましたが、右リヤのステップ部分を持ち上げてやって、なんとか後輪が浮きました。小さいバイクなので、こんなやり方でもなんとかなりました。
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(2)C型止め輪
ダンパーにアクセスするにはスナップリングを外す必要がありますが、手持ちの工具が見つかりません。部屋の中を散々かき回したけど見つからず、実家で整備するときに持って帰ったままなのかも知れません。あーやっぱり落ち着て作業出来るスペースと工具が欲しいなあ。作業するたびに工具もって階下の駐車場に行ったり来たりするのは疲れます。スプロケも交換したいし、ベアリングもゴリゴリしていたので、後でまとめて作業することにします。今回は、べリングのチェックが出来たから良しとして元の状態に組みなおしました。
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6302NS 片面ゴムシールタイプ、NACHIのマークが見えるので不二越製ですね。 
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もう一方は、6202Z 金属シールタイプ、こちらは NSK 日本精工製です。
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(3)リヤブレーキシュー交換
折角ばらしたので摩耗していたブレーキシューを交換しました。純正品は廃番になっていたので互換品の Vesrah VB-302S を使用しました。
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カムの部分は磨いてグリスアップしシール用のOリングも新品に交換しておきます。これだけでカムの動きはスムースになります。
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左が潰れて硬化したOリング、右が新品です。
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(4)チェーンアジャスター修正
初期チェックで右側のアジャスターのネジがおかしい事に気づきました。ピッチがあっていないのか?無理やりねじ込んでいるようで、ネジ山が潰れています。ボルトは純正品を注文してあったので、タップネジ山修正して組みなおしました。

左がオリジナル、右が適当なボルトを使ったと思われる物(ネジ山潰れてます)
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アジャスター側のネジ山も変になってます。(修正前)
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ネジ山をタップで修正して純正ボルトを組み込んで見ましたが、頭のサイズがオリジナルと違うのがわかります。新品はM8の標準サイズの頭でロックナットと同じ二面幅ですが、オリジナルは1サイズ小さい頭をしています。この方がロックナットをメガネで締めるのに頭を通しやすくなりますね。そういう目的なんだろうか?
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おまけにオリジナルのボルトの頭には Sマークの刻印文字があります。昔はこんなところに拘っていたんですね。折角なので中品のボルトでも探そうかな。
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今日は、ここまで。続く。