愛車4号 ヤマハXJ750E

RZ250で峠道を走ることや遠くまでツーリングに行くことを実現した私が次に向かったのは、もっと大きいバイクに乗りたいということでした。当時もっとも大きいバイクは750ccでしたが、これに乗るには運転免許試験場に通って大型自動二輪の免許を取る必要がありました。いわゆる限定解除ってやつです。教習所では中型二輪免許(今の普通二輪免許)しか取れませんでした。
幸い学生の身分だったので時間は比較的自由になりましたが、一度落ちると3ヶ月程度先の予約しか取れないような状況だったので、5回目で合格した時には1年半ほど掛ってしまいました。ちなみに合格した時の試験車はヤマハのTX750です。

免許が取れてしまえば、やはり750ccに乗りたくなるものですね。RZが嫌いになった訳ではなかったのですが、適当な750の中古車が無いか探し始めました。狙ったのはヤマハXJ750Eです。あまり人気が無かったせいか、2年落ちで程度の良い中古が、RZの新車価格より安い値段で買えました。自分にとってのXJは、RZと同じ時代のデザイン(渦巻きホイール、RZ350のようなカラーリング)とスリムな車体が好印象でした。シャフトドライブに否定的な考えが多いようでしたが、メンテナンスフリーで良いという考えしかありませんでした。

当時、ライダースクラブ誌を愛読していて、根本健さんのインプレを読むのが好きだったのですが、XJ750のベースになったヨーロッパ仕様のXJ650をべた褒めしていたような印象があります。RZでヤマハというメーカーが好きになったこともあると思いますが、この雑誌の影響もかなりあったと思います。
世の中で不人気だったがゆえに予算内で好きな750が買えたということでしょうか。
エルシノア125で2年、SL250Sで2年、RZ250で2年とステップアップし、1983年にXJ750Eを購入するに至りました。
RZに比べれば圧倒的に強い低速トルクと4スト4気筒の安定したエンジン、それでいて車体はコンパクトで足付き性も取り回しも問題なし。タンク容量も大きく燃費もRZより良かった(たぶん20Km/L以上)と記憶しています。シャフトドライブの乗り味も全く気になりません。嫌いなところの無い、良い相棒でした。
今になってGX750に乗るようになったのも、このバイクでの体験があったからだと思っています。

(1)福島ツーリング(裏磐梯周辺) ※懐かしのコロナツーリングバック
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(2)福島ツーリング(裏磐梯周辺) ※スリムだけどヘッドライトだけは巨大
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(3)コンパクトなハンドル周り ※メーターもシンプルで視認性良し。
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(4)栃木ツーリング(塩原周辺)
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(5)信州ツーリングの写真
愛車1号のエルシノアで行った場所と同じですね。白樺湖かな?
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