ポップギャルの整備(3) フロント周り

昨年の11月に購入した車両ですが実家に預けたままで整備が進んでません。5月の連休は多少なりとも整備を進めるべく実家に帰省して作業しました。

(1)フロントフォークAssyを中古品の程度の良いものに交換
 中古品でもインナーチューブはかなり錆びているのですが、ダストシールの割れがほとんど無いのと、アウターチューブのサビも少ないので交換します。ところが、インナーチューブがアンダーブラケットから一向に抜けません。必要なボルトは外してあるのですが、びくともしません。ブラケットの割れ目にドライバーを突っ込んで広げようとしても全くダメです。ベアリングに悪いことは承知の上ですが、上からインナーチューブを叩いて抜き出しました。外したインナーチューブはサビサビです。

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中古品のチューブを磨いて取り付けます。サビが凸にならないレベルまで磨いてやったので、今度は少し力を入れた程度で取り付けできました。部分的にはかなり錆びている所もありますが、前の物より程度は良いです。

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(2)アンダーブラケットの構造(チューブ交換後の写真です)
下からアンダーブラケットを覗いてみると、鉄板をC字型に丸めてブラケットに溶接し、それでインナーチューブを固定しています。C字形状の開きをボルトで締め付けて固定するのですが、鉄板自体が溶接されているので、寸法の変化はあるのか無いのか分からないレベルです。クリアランスがかなり少ない設計なのに、インナーチューブの外径がサビサビで太ってしまったことが、抜けなくなった理由のようです。
トップブリッジを先に外してヘッドライトステーを取り出し、インナーチューブの錆びを完全に削り取ってから、チューブを抜くのが良さそうです。失敗して学びましたが、もう外す事はないかも知れません。

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(3)塗装作業
 せっかく外したのでヘッドライトステーの曲がりを矯正し塗装もしました。マンションだと作業し難いですが、田舎なので納屋の周辺にあるもので適当に台を作って周りを気にせず塗装できます。屋外なので風が気になりますが・・・

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以前購入したシルバーの塗料が余っていたのでアウターチューブも塗装しました。

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(4)フロントタイヤの交換
 純正サイズの 2.25-14 が無いため、IRCのNF30で 2.50-14 というものを付けました。リトルカブ用のタイヤだそうです。リムバンドとチューブも交換しました。タイヤレバーを持って自分で交換したのは36~37年ぶりになると思います。慣れない作業だと、こんな小さなタイヤでも時間が掛かりました。

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小さくても新品のタイヤは気持ちが良いですね。インナーチューブも正面側はなるべくサビが少ない所にしました。

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 他にも作業はしたのですが、また後でUPします。