GX 大八キャストのチューブレス化(2)

タイヤ持ち込みで交換してくれそうなショップが見つかったのですが、最初はチューブレスバルブのサイズが合わないから出来ないという話でした。GXのホイールに適合するのは、JIS-430という型式でクランプインバルブと呼ばれるタイプですが、ここのお店にはスナップインバルブしか置いていなかったのです。調べてもらったところ、すぐに取り寄せ可能とのことで交換をお願いできました。

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中古で買ったホイールに付いていた [ダンロップ / ゴールドシールF6]  [ヨコハマ / ワールドツアー955] という古いタイヤを外すとホイールの内側が姿を現しました。やはり、バルブ取り付け面は平面ではなくRが付いてしまっています。お店の方と相談したところ、シール材を併用すれば大丈夫でしょうとのことで、シール材をラバーに塗ってバルブを取り付けました。写真はR側のホイールです。
作業の邪魔をしてはいけないので、写真はこれだけです。

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話は飛びますが、もう一台の愛車 GS650G のサービスガイドとパーツリストで確認した結果、GS650Gは1981年発売の1型からチューブレスタイヤを採用していたようです。私のGS650Gは1983年の3型でホイール形状も違うのですが、1型は星型キャストです。GSX1100カタナやGSX750カタナなどは、星型キャストでもチューブ仕様のようですが、同じ星型キャストでもGS650Gがチューブレス仕様だったのはなぜでしょうね? 年代もそれほど違わないのに・・・
更に興味深いのは、サービスガイドにあったチューブレスタイヤ用ホイール説明です。ビードが落ちないようにハンプ形状が設けていると説明しているのですが、ハンプ形状があるのは後輪だけのようなのです。つまり、前輪はハンプ形状が無い普通の断面形状だったと考えられます。前輪はハンプ形状が無くても問題ないとメーカーが判断していたということか?

パーツリスト&サービスガイド抜粋
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パーツリスト(フロントホイール)
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パーツリスト(リヤホイール)
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サービスガイド(チューブレスタイヤ
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話はGX750のホイールに戻ります。お店の方の作業中の写真を撮るのは控えましたが、あっけなくタイヤ交換は完了しました。チューブレスバルブを付けた後は、こんな感じです。キャストホイール部が厚い事を想定して、ロングタイプのバルブを手配したと言っていました。ホイール汚いですね。もっと磨かないと。

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ラベル貼ったままですが、バランス取りもしてもらいました。
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最後に新品タイヤ取り付け後のホイール重量比較です。タイヤはチューブ仕様もチューブレスも BT-45 で、ディスクプレートが付いた状態です。フロントタイヤのサイズが違いますが実際の大きさは殆ど同じだと思います。結果は、チューブがあって重い鉄リムですがスポークの方が軽かったです。タイヤ自体にも重量差はあると思いますが、Front +1.1Kg, Rear +0.4Kg とやっぱり大八キャストは重かった。

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今回、バルブやホイール(リム形状)の規格を色々調べて勉強になりました。規格に興味のある方は、JISのホームページ で検索可能ですので見て下さい。

1.自動車用タイヤバルブ  ⇒ JIS D4207
2.二輪自動車用リム  ⇒ JIS D4215
3.モータサイクル用タイヤ-呼び方及び諸元 ⇒ JIS D4203