ポップギャルの整備(10) 燃料コック取り付け
先週、初走りで100km走破したものの、始動性が悪く鬼キック[**x100回]&お湯掛け併用でエンジン始動したポップギャル。なんとかしないとと思い駐車場に見に行くとガソリンがキャブからオーバーフローしているようです。このままではまずいので、ホースの途中にマニュアルのコックを取り付けました。
やっぱり、負圧コックも負圧を利用したオートチョークも掃除したぐらいじゃダメなんでしょう。ダイヤフラム自体は破れてませんが周辺部は劣化していて、ちゃんとシールしているかわかりません。負圧コックのバルブ部分もOリングが劣化している可能性ありそうです。
コックをオフの状態でキックしてみると、エキパイの下側にガソリンが滴って来ました。一体どこからガソリンが垂れて来るのか?よく見るとマフラーの下側に穴が開いていて、キックするとここからガソリンが噴出して来ていました。マフラーの穴から吹き出したガソリンは、路面を濡らすほどです。ガソリンが多すぎるようです。オートチョークが効いてないんじゃなくて効き過ぎなのか、それともキャブがオーバーフロー状態だったからか? いずれにしても自分の意志でチョークを操作できるようにしたほうが良さそうです。
オートチョーク部分の蓋を開け、バネで上がっているプランジャを手で押し下げてやるとキック一発で始動しました。手を離すとプランジャが上がって(=ガソリンが増え)アイドルUPすることも確認できました。プランジャを下げてもエンジンが止まることはありません。先週もガスが濃すぎてアイドリングしなかったのかもしれません?
もう少し弄りたかったのですが、ケミカル類やガスケット類、ホースやクランプもポップギャルの整備の為に実家に持ち帰ってしまったままで、これ以上はいじることができません。暫定対策で、オートチョークの蓋の内側にゴムの詰め物をして、プランジャが下がったままの状態にしてやりました。完全に冷えた状態でも、これで始動できるかどうかは、まだわかりません。
コックやチョークを操作するには、カバーを外す必要があります。ドライバー無しでカバーを開けられるように、固定ネジをノブ付きのネジに交換しました。プランジャの上げ下げを手で出来るようにしてやれば、今のキャブのままでもマニュアルチョークに出来るような気がします。これから寒くなるので、低温での始動性などを確認しながらやってみようかと思います。