GS650G サイドスタンド考察(2)
今日はちょっと暖かかったですね。金曜日に雪が降ったばかりなので、遠くに行くのは止めて街中を軽く650Gで走りました。1時間ほど走った後にサイドスタンドを変更するプランの続きを考えてみました。というか、考えていたことを実物で検証です。
(1)サイドスタンドの形状比較
前回、重すぎて使えないかなと考えていたSV1000のスタンドですが、やはりこれが一番良いのではないかと考え直しました。横への張り出しが一番大きいので、スタンドの角度を変更する必要は無く、長さの調整だけで済むからです。
単体だけで重量を測りなおすと1.6倍程度の重量がありますが、先端をカットすれば1.5倍以下にはなるでしょう。
接地面の高さを調整するために先端をちょっとカットし、足掛かりをカットした分だけ上に移動してやれば良さそうです。スタンドの接地位置は5cm~7cmは外側にできそうです。ストッパのゴムも、移動した足掛かりの根元付近に設置してやることが出来そうな気がしてきました。
(2)取り付け部の寸法比較
備忘録的にまとめておきます。M10で同じと思っていたボルトもばらしてみると形状が違いました。SV1000だけでなくGSX750RもBanditもφ12とM10の段付きボルトになっています。海外のサイトで色々な車種のパーツリストを調べてみると、650Gのボルトは70年代のマシンから採用されていて、逆に650Gより新しい車種には使われていないことが分かりました。スタンド側の板厚も、SV1000とGSX750Rは下図右側の寸法、650GとBanditはボルトを除き下図左側の寸法になっていました。
車体側の取り付け穴をφ12にしてやれば良いのでしょうが、ノーマルに戻すことを考え、ボルト側を変更してSV1000のスタンドを取り付けられるようにします。段付きボルトのφ12の部分を6mm幅分だけ残し、残りをφ10に削れば良いのですがもちろん出来ません。M10のボルトに内径10、外径12、幅6mm程度のカラーが無いかなとモノタロウを探していたら、なんとピッタリなブッシュが見つかりました。
挟み込み部の幅の差(10.5-8.5)を埋めるため、t=2.0のワッシャも購入しました。
本体に取り付けるとこんな感じです。
(3)実車に取り付け
ブッシュとワッシャを噛ましてノーマルのM10ボルトで取り付けられることが分かったので、マフラーなどとの干渉が無いか確認してみます。
先端カットしてませんが、横に大きく張り出すことが確認できます。
収納した状態でもマフラーとの干渉は無さそうです。
角度を合わせながら先端をカットし、足掛かりの位置を最適な場所に移動させれば良さそうに思います。多少バンク角が浅くなりそうですが、実走行で問題になることはあまり無いでしょう。このプランで、改造してみようかと思います。