ハスラー90 キャブ調整

仕事が忙しくなりバイクに乗るのも弄るのも出来ずにおりました。今日は良い天気でしたが昨日までの出張疲れが出たのか、体が重く中々外に出る気持ちになれません。それでも天気の良い休日に何もしないのはもったいないので、午後からキャブの調整をしてみる事にしました。
先日公道デビューしたハスラー90ですが、中高速域で回転が上がりません。皆さんから色々アドバイスを頂いた中で、一番興味を惹かれたのがKUROKI-TIさんからのもので「ベントチューブが大気解放されていないのでは?」というものでした。

(1)購入時の状態
写真ではチューブの先端は見えませんが、長さが5cmほどしか無くすぐ先で開放されています。大気開放では無くキャブレター室の中での開放されているので、大気圧より低い負圧になっているものと推測されます。指摘されるまで全く気にしていませんでした。
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(2)クランクケースの中の穴は穴は何処に繋がっているのか?
 オイルチューブはエンジン左側のオイルポンプまで繋がっているはずので、このチューブに沿ってベントチューブを付けられれば待機開放されるはずです。もう1か所、仕切り壁の右側にも穴があるので、ここにもチューブを挿し込んでみると、先程のオイルチューブの穴よりも長く中に入れることが出来ました。

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入った長さ分のチューブをエンジン外側に当てがってみると、ちょうど下の写真のような感じで、ブレーザーホースの取り出し口付近まで達するようです。穴がここまで繋がっているのか?
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(3)エアベントチューブを取り付け
チューブの長さは約20cmぐらいでしょうか? キャブのチューブ取り出し部から時計回りで這いまわし、クランクの穴に通しました。クランクケースの反対側までは届いているはずですが、キャブレター室にも繋がってはいるので、微妙に負圧にはなってしまうはずですね。クランクケースの左側のカバーを外せば、どこにチューブが繋がるか分かるのかもしれませんが、ガスケットが無いので今日は止めておきます。
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(4)エアクリーナー
試乗の前にエアクリーナーのスポンジに含まれているオイルが多すぎないかどうかをチェックしようとカバーを外して見た所、なんと細かい土が浸入していました。2週間前の探検練習の際に、転倒したのですがその時に吸い込んだのかな? 濡れた土だったのにに良く吸い込んだものだ。
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(5)試乗
恐る恐る道路に出て加速して見ると、先日より上まで吹け上がります。負圧で油面が下がるという指摘は正しかったようです。嬉しくなって30分ほど走ってみましたが、時々吹けが悪くなることがあります。他にも原因があるのか、それともエアベントチューブの位置がまだ適正でないのか? 
ジェットニードルのクリップ位置が標準より1段濃い目になっていたので、標準であろう真ん中の3段目にしてみると、先程より良い感じでした。但し、高速までは回るようになったものの、アイドリングが安定せず、スロットルを開けていないと止まってしまいます。これはクリップ位置を変える前からです。2週間前はそれなりにアイドリングしていたはずなのですが・・・・ もうしばらく悩みが続きそうです。